González-Bolado, Jaime (2026). “Letters from Exile: Jesuit Knowledge Production on Japan in the Wake of the “Christian Century” (1640–70)”, Journal of Jesuit Studies 13:1.
出版元 / DOI: doi.org/10.1163/22141332-12340018オープンアクセス
日本宣教についての叙述の多くは、追放、殉教、あるいはフェレイラの棄教で幕を閉じる。本論文は、その先にある「キリシタンの世紀」の奇妙な余生へとイエズス会を追う。日本から追放された修道会が、なお日本について書き続けた三十年間(1640–70年)である。東アジア各地に散らばる情報提供者から情報を集め、誰ひとり訪れることのできない国についての年報を編んだ。ゴンサレス=ボラードが注目するのは、その亡命の知がいかにして信憑性を獲得したか──近づけない日本についての報告をヨーロッパで権威をもって流通させた、語りの技法と典拠の示し方である。
当サイトの読者にとって関心は直接的である。鎖国後の余波や最後の使節を扱った当サイトの記事に、学術的な枠組みを与えてくれるからだ──敗れた側は敗北をどう扱ったのか。(本評は公刊された要旨に基づく。全文は上記DOIからオープンアクセスで読める。)
Nanban.pt編集部によるレビュー:2026-07-04